- YouTubeが新プラン「Premium Lite」を発表: YouTubeは米国で月額7.99ドル(従来のPremiumより6ドル安い)の「広告なし」に特化したサブスクリプションプラン「Premium Lite」を開始。タイ、ドイツ、オーストラリアでも試験運用を経て正式提供予定。
- Premium Liteの特徴と制限: 「Most videos」や特定ジャンルで広告なし視聴が可能だが、一部コンテンツでは広告が表示される可能性あり。YouTube Musicの広告なし再生やオフライン再生などの機能は利用できず、それらが必要な場合は従来のPremiumプランが推奨される。
- 日本での展開と影響: YouTube Premiumは日本で月額1,280円、全世界で1億2500万人以上の加入者を持つが、料金が他社より高いとの指摘も。Premium Liteの日本導入は未定だが、実現すれば半額程度で「広告なし」を求める層に魅力的な選択肢となる可能性がある。
YouTubeは3月5日、新たなサブスクリプションプラン「Premium Lite」を米国で提供開始すると発表した。このプランは「広告なし」での視聴に特化した内容で、従来のYouTube Premiumより6ドル安い月額7.99ドルで設定されている。
「広告なし」に特化したPremium Lite、その特徴とは
Premium Liteは、YouTubeを広告なしで楽しみたいユーザー向けに設計されており、特に「ダウンロード」や「YouTube Music」などの追加機能を必要としない層をターゲットにしている。
すでにタイ、ドイツ、オーストラリアで試験運用が行われており、今回の発表を受けて、これらの国の全ユーザーにも正式に提供される予定だ。
一部広告が残る可能性も
機能比較表によると、Premium Liteで広告なしの対象となるのは「Most videos」や「Gaming, fashion, beauty, news, and more」といったジャンルに限定されており、一部のコンテンツでは広告が表示される可能性があることが示唆されている。これにより、完全な広告排除を求めるユーザーには注意が必要だ。
YouTube Music関連機能は非対応
また、Premium LiteではYouTube Musicの広告なし再生、バックグラウンド再生、オフライン再生といった機能は利用できない。これらの機能を重視するユーザーには、従来のYouTube Premiumプランが推奨される。
日本での展開は未定、価格設定に注目
現在、YouTube Premiumは日本で月額1,280円で提供されており、全世界の加入者数は無料トライアルを含めて1億2500万人を超えている。
しかし、その料金は他社のストリーミングサービスと比較して「やや高め」との指摘もあった。Premium Liteが日本で導入された場合、半額程度の価格で「広告なし」を実現できる可能性があり、コスト重視のユーザーにとって魅力的な選択肢となるかもしれない。ただし、現時点での日本展開は未定だ。
YouTubeの新プランは、ユーザーのニーズに合わせた柔軟な選択肢を提供する一方で、完全な機能セットとのトレードオフをどう評価するかが注目される。
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