自分ごとですが、先日ラッコM&Aにてサイトを売却しました。
譲渡契約上、公開できる範囲は限られますがラッコM&Aを使ってみた感想や売却手順などを解説していきます。
サイトを売却した経緯
月間数十万PVを誇るVtuber専門サイトを運営していたのですが、サーバーの設定ミスによってサイトのデータが全て消えました。
頑張りましたが結局データを復元することは出来ず…。
最終的に同じドメインでサイトを作り直したのですが、一度データが消えたことによってGoogleからの評価が最低に。
Vtuberジャンルで検索順位1位を取り続けていたSEO強サイトから、検索結果に全く表示されない最低評価サイトにまで陥ってしまったのです。
このままではサイト運用の継続が厳しいと判断し、結局サイトを売却することとなりました。
ラッコM&Aに売却してみた感想
まずはラッコM&Aに売却してみた最終的な感想から述べていきたいと思います。
結論から述べると、売却はかなり手順が多くて大変です。
ちなみに、売主と買主はお互いに住所を含む個人情報が公開されるので、そういうのが嫌な人はこの時点で使うのをおすすめしません。
ただ、売主は手数料が無料な点やサイト譲渡が簡単な点、セキュリティがかなりしっかりしていることで買い手も安心して購入できる点は高評価です。
- より高額でサイトを売却したい人
- 譲渡作業をラッコM&Aに任せたい人
- 厳重なセキュリティの下でサイトを売買したい人
- 個人情報を相手に知られたくない人
- 長い手続きや契約がめんどくさい人
ラッコM&Aで売却する手順

まずは自分のサイト、もしくはアカウントなどがラッコM&Aで売却できるかどうかを確認していきましょう。
掲載禁止となる要項
- 運営歴(運用歴)が運営開始月を含め3ヵ月未満の案件(アカウントの場合は最も古い投稿の日付が運営開始日とみなされます)
- 属人性が高く継続運営が困難であるもの
- アダルトコンテンツの配信を主体としたもの
- 法令に違反する内容を含むもの
- 公序良俗に違反する内容を含むもの
- 権利侵害に該当する内容を含むもの
- 第三者を誹謗中傷する、名誉毀損あるいは侮辱と評価されうるもの
- 第三者の財産、プライバシー、肖像権等を侵害すると評価されうるもの
- 宗教・政治活動・政治的主張を含むもの
- 反社会的内容を含むもの
- 情報の販売を目的とするもの
- 案件情報に虚偽や明らかな誤りが認められるもの
- 事業実態や運営に必要なコンテンツがない、またはその資産性に乏しいもの
- 相場から著しく乖離している場合
- 事業の継続運営に必要な資産が譲渡されない場合
- そのほかラッコM&Aが不適切と判断したもの
【①】本人確認
まず、販売する前に本人確認を行う必要があります。
マイナンバーカードで簡単に行えるのですぐに終わらせておきましょう。
ちなみに成人以上でないと売却も購入も認められていないので、18歳以下は利用できません。
【②】サイト情報入力(売り手)
まずは販売する自分のサイトの情報を徹底的に入力していきましょう。
間違った情報を提示して、買い手に被害が出たら簡単に損害賠償請求されてしまうそうです…
なので悪意がなくとも確実に正確な情報を掲載するようにしてください。
【③】審査後(売り手)
審査後はそのままサイトが出品されます。
メルカリのようなフリマサイトと違い、売買交渉は個別のチャットで行います。
・メルカリは商品の画像が公開され、オープンなコメント欄で質問できる。
・ラッコM&Aは個別の交渉依頼を承認するまで画像やURLなどが公開されず、質疑応答は個別のチャットで行う。
【④】交渉依頼の見分け方(売り手)
交渉依頼は少なくとも数件は来ますが、ちゃんと相手は見極めましょう。
もし以下に当てはまる人の交渉依頼を承認してもすぐに交渉終了しましょう。
- 交渉申込数が多いのに購入数が少ない人
- 交渉承認後、自分からチャットで連絡してこない人
- 連絡してもなかなか返信が来ない人
交渉依頼が企業なのに、なーんにも連絡が返ってこなくて最後には何も言わずに交渉終了を一方的にされたこともありました。
転売ヤーもたくさんいるので交渉申込数が多いのに購入数が少ない人は大体、超失礼で転売目的の業者なので承認はしないようにしましょう。
【⑤】交渉後、購入が決定したら
良さそうな人との交渉を行い、購入が決定したらいよいよ売却手続きに入ります。
買い手は購入の提案を行いましょう。売り手は購入提案を承認しましょう。

購入提案を承諾すると、取引条件の確認依頼が買い手に送信されます。
ここで売り手、買い手はサイト譲渡作業の代行をラッコMA側に依頼できますが、自分は代行を依頼した方がいいと思っています。
代行数万円かかりますが、ラッコMAさんにサイト譲渡を行ってもらう方が安全でスムーズです。
【⑥】事業譲渡契約書

買い手が取引条件を承認すると、売り手に事業譲渡契約書の作成メールが送られてきます。
売り手はテンプレートとして用意されている事業譲渡契約書の確認依頼を送りましょう。
買い手は送られてきた事業譲渡契約書の確認を行って問題がなければ承認しましょう。
ちなみに、ここでお互いの住所が開示されます。
【⑦】署名&入金

買い手が事業譲渡契約書の内容を承認したら、両者にリンク付きのメールが送信されます。
電子署名を行えますので、事業譲渡契約書の最後のページにある自分の名前の隣に署名を設置して完了しましょう。
両者が署名完了すると、次はいよいよ入金です。
買い手はしっかりとできるだけ早めにお金を入金しましょう。
【⑧】入金&サイト譲渡
買い手の入金が完了したら、売り手はサイト譲渡作業に入りましょう。
ラッコMAに譲渡代行依頼を行っていた方は、ラッコMAからの個別のメールが届くまで待ってください。(有料)
ラッコMAに、サイトのサーバー・ドメインサービスのログインIDとパスワードを提供したら放っておくだけでラッコMAがログインして譲渡作業を行なってくれます。
ラッコMAに譲渡代行依頼を行っていない方は、自分でサイトの譲渡作業を行う必要があります。
ここで何かしらのミスをしてしまってサイトが消えたり損傷したら、もちろん売買は成立しないので超気をつけてください!
【⑨】譲渡完了&確認
売り手は買い手にサイトの譲渡が完了したら検修を行なってもらいましょう。
買い手はしっかりとサイトに問題がないか確認を行なってください。
問題が無ければそのまま最終確認の完了を行い、取引を終了しましょう。
これで買い手はサイトを完全に受け取り、売り手は売上金を出金することができます。
サイト売却ができる他のサービス
ここからはラッコM&A以外のサイト売却サービスを紹介していきます。
サイトマ
サイトを売却することができる、サイト売買仲介サービス「サイトマ」です。
サイトPR文章代行作成、サイトの価格交渉、オフライン営業、面談セッティング、契約書作成、サイトの引っ越し、エスクローサービスなど、作業に関わる全ての作業を、丸投げでお任せ売却することができます。
優良サイトであれば数百万円から数千万円の高額売却が可能で、サイト売却の初心者にもおすすめです。
サイトストイック
国内最大級のサイト売却、サイトM&A仲介サービスです。
サイトキャッチャー
サイトの売買実績だと日本一となっている仲介サービスです。
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